「DX人材」として社内で口コミされる人とは

今日は、「『DX人材』として社内で口コミされる人とは」ということで、社内で「あの人、ITスキルすごいらしいよ」と噂になるような人になるためのコツについて書きたいと思います。
(後半に、Python講座についてのお知らせもあります)

先日、とある受講生の方から近況報告をいただきました。

その方は、大手メーカーで現場事務などをされている女性です。
去年ー今年にかけて実施した「Pythonウェブプログラミングゼミ」の参加者でもあります。

10年ほど前にウチのエクセルマクロ講座を受講した方なのですが、それ以降、エクセルマクロを使った業務改善がめざましく。
自社ブランドのノートパソコンの販売部署で部品調達の状況管理のマクロを作るなど、かなり活躍されていました。

このところは、現場工場の事務をされているのですが...。
前の部署では、「いなくなると困るから」ということで、なかなか異動させてもらえなかったそうです (^^;

今の現場に来てからも、業務改善活動で表彰されたりもしています。

そんな中、去年から、「Pythonウェブプログラミングゼミ」に参加されていました。

先日、今の現場の上司の上司の方(部長さん)の発案で、「現場工場とほかの事業所とのメンバーが一同に会して顔合わせをする会」のようなものがあったそうです。
「複数の拠点に分かれていてお互いなかなか関われないから、風通しを良くするために、顔合わせを」とか、そういう趣旨だったそう...。よくある話ですね。

それで、自己紹介タイムがあって、そこで「実は私は」的なことを話さなくてはならなかったそうです。

ということで。
そのときに彼女が話したのは、以下のようなことだったそうです。

Python得意です。
業務でもちょこちょこ使っていますが、ほかにも、自分でLinuxサーバを立ち上げて、Pythonを入れてウェブサイト作って公開してます。

自宅にあるパソコンは自作マシンです。
自分でパーツを買ってきて、ひとりで組み立てました。

めちゃくちゃ、驚かれたそうですw
別部署勤務のエンジニアの女性にめちゃめちゃ食いついて質問されたり、「え゙え゙～！エクセルマクロ得意だとは知ってましたけど、そんなこともできたんですか？！」と、同じ部署の年上の男性陣何名かからも言われたそうです。

そりゃ、自分の同僚の一般事務の方が「こんなことをできます」てさらっと言ってきたら、びっくりですよね。

ていうか、一般人のITスキルを完全に凌駕しています。
普通、100人中99人までもが「おーっ！」と驚くレベルです。

彼女は「Pythonウェブプログラミングゼミ」の参加者の方なので、僕もウェブサイトを見させてもらっています。
着物の着付けの先生の資格ももたれている方で、作られているのは、着物のサイトです。
女性らしい色使いの、きちんとスマートフォン対応もされている本格的なサイトです。

自作マシンの作り方については、お伝えする機会があったので、正式な講座を実施したというわけではないのですが、基本的な考え方から具体的なノウハウまで、きちんとお伝えしていました。
その後ご自身でも研究して、PCパーツをショップで購入したりして、無事にやりきったそうです。

こういう方は、「DX人材」として社内で口コミされますね。
以下の点が重要です。

・IT系のスキルで結果を出している
・「エクセルマクロ」、「Python」、「Linux」、「自作PC」といった、分かりやすいキラーキーワードがある

「○○さんて、エクセルすごいじゃない」
「うんうん。なんかすごいよね」
「それがね、この間たまたま聞いちゃったんだけど、Pythonも使いこなせるらしいよ」
「えー？なんかすごそう。でも、○○さんなら、ありえるかも」
「それだけじゃなくてね、この間たまたま聞いちゃったんだけど、リナックスできるんだってよ？！」
「は？何それ？あんなの、どうやったら使えるようになるの？！」
「で、○○さんが家で使ってるパソコン、自作PCらしいよ？！」
「？？？？？！！！」

...と。
分かりやすいですね。

AIが普及してますますIT技術理解への要求が求められています。
「DX人材は社内にいないものか」と、大きな会社はどこも必死になって探しています。

そんな中で、こういう「口コミされそうな分かりやすいスキル」があると、大変な強みになります。

「○○のことが分からなかったら、とりあえずあの人に聞こう」と思い出されるような立ち位置にこれると、いいことがいろいろあります。
社内で相談がきたら、どんどん乗ってあげましょう。
感謝もされるし、いろいろな情報も入ってくるようになるし、口コミも強化されるし、こういうポジションに来ることができたら、いいことばかりですよ (^^*

これを読んでいるあなたも、「職場の人をびっくりさせてしまった」とか「エクセルマクロとかPythonとかを身に着けたらこんないいことがありました！」といったエピソードなどあればぜひ教えてください。

おしらせ:

「Pythonウェブプログラミングゼミ」参加者のみなさん以外アクセスできないようになっていたPython講座を、いよいよ、一般向けに公開したいと思っています。

あなたは、どんなスキルがほしいですか？

・データ分析をできるようになりたい
・この事例の方のように、自分でウェブサイトを作って運用してみたい
・エクセルマクロでできるこんなことを、もっと高速に鮮やかにカッコよくやれるようになりたい
・「なんかPythonてカッコよさそうだからやってみたい」
・会社で、「DX人材」と扱ってもらえるような分かりやすいキラースキルがほしい

等々、「こんなことを学んでみたい」、「こんな風になりたい」というところを教えていただけないでしょうか。
あるいは、「社内のメンバーに、こんな風になってもらいたい」といった、「こんな人を育てたい」といったことでも大歓迎です。

ほか、「Python学んでみたいと思ったけど、こんな理由で失敗した」といった挫折経験もあれば教えてください。
次回メールをお送りする際に、アドバイスになるようなことをお伝えできればと思います。

このメールへの返信にて、お気軽にご連絡ください。