「ダークウェブ」であなたの個人情報が漏洩していないか調べられる無料ツールをGoogleが提供

「ダークウェブ」であなたの個人情報が漏洩していないか調べられるツールをGoogleが出しています。

以下のページです。
https://one.google.com/dwr/setup_profile?g1_landing_page=1

僕も、プライベートのアドレスで調べてみました。
「メールアドレスとユーザ名の紐づけなど、何件かの情報が漏洩している」ということでした。

以下の画面のようなサマリが表示されます。
Google ダークウェブ レポート

Google ダークウェブ レポート

「すべての結果を表示」をクリックすると、以下のようなことも分かります。
- 具体的にどんなサービスからいつ情報が漏洩したのか
- 具体的にどんな個人情報が漏洩したのか

以下は結果表示の例です。
Google ダークウェブ レポート詳細

Google ダークウェブ レポート詳細

ここでは伏せ字にしましたが、かなり知られた有名サービスからも漏洩しています... (-_-;

なお、上に紹介したページでは、「7月下旬より、Google Oneではダークウェブレポートをご利用いただけなくなります。」とのことです。

「7月下旬以降も、別の方法でサービス提供されるのでは」とは思いますが...その場合もずっと無料とも限りません。
この機会に早めに見てみてください。

上に紹介したページから数クリックですぐに結果が表示されます。

そもそも「ダークウェブ」て何?

そもそも「ダークウェブて何?」という話を軽くします。
これは、雑な表現で簡単に言い切ると、「普通のブラウザ操作では見つけられない/アクセスできない、匿名性の高いアングラサイト」です。

主な特徴は以下の通りです。

  1. Torブラウザなどの特別なソフトウェアが必要
  2. 匿名性が高く、IPアドレスなどの情報が追跡されにくい
  3. 違法な物品や情報の売買が行われている可能性がある
  4. 一般的な検索エンジンではヒットしないサイトが多数存在する

ただし、ダークウェブ上のすべてのサイトが違法な活動に関与しているわけではありません。
匿名性を重視したいという事情からこのような仕様で情報公開している正当なサイトなども、あるにはあります。

なので、「ダークウェブ=違法な情報が得られる」と単純に結び付けるのは適切ではありません。

より穏やかな言い回しで説明するひならば、以下のような感じです。

  • ダークウェブは匿名性の高いネットワークだ
  • それ故、違法なコンテンツは、ダークウェブに置かれがち

とはいえ、ダークウェブへのアクセスは、おすすめしできせん。
通常の社会生活で必要になることはありません。むしろ、違法行為に巻き込まれないよう十分な注意が必要です。

「ダークウェブでダウンロードしたファイルにウィルスが仕込まれていた」などいう話はよくあります。
僕自身も、(そもそも興味ないですが)ダークウェブに深入りしたいという気はさっぱりありません。


まとめ

いろいろな技術があります。
「○○は悪者のための技術」と、一緒くたに言えるものではありません。

  • ダークウェブとは何か
  • Google ダークウェブレポートで何を知ることができるのか
  • Google ダークウェブレポートは少なくとも今であれば無料で使える

上記のことを紹介したく、今回の記事を書いてみました。

公開日時: 2024/07/05 14:15