やってみれば意外に簡単!「自社用/自分用に調整したチャットAI」を作って運用する

今回ご紹介するのは、「自社用/自分用に調整したチャットAI」を作ってみたというデモです。

【デモ動画 - 無料&ログイン不要ですぐに閲覧できます】
自社用/自分用に調整したチャットAIを作る - Python デモ
https://forum.pc5bai.com/lesson/page/2371/

哲学者や心理学者、自己啓発書の内容を学習させたAIを使い、僕のメンターとして活用しているAIです。
人生/仕事/プライベートでの相談相手として、かなり重宝しています。

近しい関係の人にも気軽に聞けないことなども人にはどうしてもありますが、そういうことも聞けます。
「アホすぎて人に相談できない」というようなことについても聞けます。
24時間いつでも相談に乗ってくれますし、こっちが身体的に/メンタル的にどんな状態であろうとも、そのAIに学習させた哲学に則った、安定したアウトプットをしてくれます。
聞いて返事をもらってもらった返事についてあれこれ考えていると、自然といろいろな悩みが解決していったりするのでありがたいです。


考えられる応用例:

「独自の情報で学習させたオリジナルの生成AIを作る」というのは、そんなに難しいことでもありません。
以下は、利用例のセクションに対して、具体的な使い方を埋めたものです。

以下のような使い方を期待できます。

社内向けに:

  • 業務効率化のためのカスタムFAQボット
    社内用に、特定業務や手順に関するFAQを学習させたAIを作成し、社内のメンバーがよくある質問や手順の確認を簡単に行えるようにします。特にITサポートや人事、経理に役立ちます。

  • 社内マニュアル&研修アシスタント
    社内の各種マニュアルや規定集を学習させたAIを作成し、新入社員の研修や既存社員の継続的な学習をサポートします。24時間対応可能なこのAIは、業務手順の確認や社内ルールの解説など、幅広い質問に即座に対応できます。

  • 研究や技術分野での知識補完
    特定分野の学術論文や技術書を学習させたAIを活用し、研究者や技術者が日々の疑問を解消したり、新しいアイデアを得たりするサポートを行います。

  • 業界特化型ナレッジベース
    特定の業界や分野の専門書、最新の論文、業界レポートなどを学習させたAIを社内のナレッジベースとして活用します。社員は最新のトレンドや専門知識について、このAIに質問することで、迅速に情報を得ることができます。

  • 社外向け発信文書のライティングパートナー
    社外向け発信文書を社内ルールに則り、バックナンバーと同様のテイストになるように整形してアウトプットさせます。

  • マーケティングキャンペーンやプロモーションのアイデアブレスト
    広告やマーケティングに関する書籍や記事を学習させたAIを用いて、キャンペーンのアイデア出しやプロモーション戦略の相談を行い、チームの創造性を高めることができます。

社外向けに:

  • お客様対応のパーソナライズド応答システム
    特定の製品やサービスに特化した情報を学習させたチャットAIを顧客対応用に導入することで、迅速かつ的確な回答を提供し、顧客満足度を向上させることができます。

  • カスタマーサポートの効率化
    顧客の問い合わせ履歴やFAQを学習させたAIを導入し、カスタマーサービスの迅速化と質の向上を図ります。これにより、顧客満足度の向上につながります。

自分のために:

  • 研究開発や学習のパートナーとしてのAI
    専門的な論文や技術資料を学習させたAIを活用し、研究者や学生が疑問を解決したり、新たなアイデアを生み出すサポートツールとして利用できます。

  • パーソナライズド学習アシスタント
    個人の学習履歴、強み、弱みを学習させたAIを作成し、個々の社員の能力開発をサポートします。このAIは、各個人に最適な学習コンテンツを推奨したり、苦手分野の克服のためのアドバイスを提供したりします。

  • 自己啓発やメンタルヘルスの相談相手
    哲学者や心理学者、自己啓発書の内容を学習させたAIを使い、自分自身の思考整理や問題解決の支援を行うツールとして利用できます。

最後のは、今回僕が紹介した例ですね。

ほか、最近の有名事例としては、とある会社で、「創業者の著書/講演録で学習させた『新人教育の指針を述べるAI』」のようなものも作られたそうです。
教育方針で悩んだ上司や教育係の担当者が、教育方針の確認や、新人に伝えるべきメッセージの確認のために活用するそうです。

アイデアはいろいろですね。

社内業務の効率化、顧客満足度の向上などなど、いろんな面でのメリットが考えられますね。

ただし、一点だけ注意点があります。
著作権法の制約があり、「購入しないと読めない本の内容」など、権利者が権利を有している情報で学習させたAIチャットを公開したりすることはできません。できたとしても、「非公開で自分で使う」というところまででしょう。

AIチャットを作るのに必要な技術レベル

個別の機能に分解してみれば、「十分太刀打ちできる」ものもある

今回紹介した動画の中では、こういうチャットアプリを作るときの「実装の難易度」についてもお伝えしています。

正直、動画で示したデモのとおりの挙動のものを作るとなると、かなりハードルが高いです。
ですが、「こことここは妥協できる」、「ここは代わりにやってくれる人がいる」等々、求めるクオリティ、手元にあるリソースはこのメールを読まれている方それぞれによって違うかと思います。

実際、前回紹介したデモ同様、AIとの対話の部分は Python で書いています。
この部分は、正直そんなに高レベルの技術ではありません。
少し勉強すれば、ChatGPT等を使ったオンラインチャットくらいであれば、そんなに悩まずに作れるかなと思います。

「AIチャットを作れます」なんていうと、社内の他のスタッフさんにびっくりされるかもしれませんね。

  • 自分も作ってみたい!
  • 作れたら社内でインパクトでかそう!

という方、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
僕も、そういう方のお話を聞いてみたいところです。

「このくらいのものを作りたいのですが、どんなもんでしょうか」といったご相談があるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。
以下よりお願いいたします。(個人/法人問わずお問い合わせいただけます)
https://forum.pc5bai.com/toiawase/create/

書けば書くほど、「ついでにちょっとやってみるか」くらいのノリでやりきれるようになる

Python を「手に馴染んだ、日常使いの道具」というレベルまで使いこなせるようになると、「よっしゃ、試しに作ってみよっか」というくらいのモチベーションでまあまあのものを作れるようになります。
「近所のコンビニにスイーツを買いに行くくらいに簡単」とまではいきませんが...「隣町の大型書店まで行って、気になっていた本を買って帰ってくる」くらいの感覚でしょうか。そうやって書いてみた経験が、次にまた「あ、あんなの作ってみたいな」と思ったときに役に立ちます。プログラミングは、やればやるほど上達するので、楽しくなるとやめられなくなります (^^;

Python学習のメリットは、「天井がない」こと

前回も書きましたけど、Python習得のメリットは、「天井がない」ことです。

「手元のエクセルファイルをなんとかしたい」といった小さな動機をきっかけにいろいろ勉強しているうちに、このように様々な問題を解決できるだけの実力が身についてしまうことです。

Python学習には、「事務系の仕事の改善のため」と思ってやっていても、気がつくと、「DX/業務改善のエース!」ともいえるスキルが身についてしまうという、「限界が見えない感」がありますね。
さらに、機械学習、AI...と、いろいろな「やってみたい」が出てきたとしても、比較的低い学習コストで実現できてしまうのが Python の魅力です。
エクセルVBAのような「どうせこのへんまで」という天井感がありません。IT技術の専門家になることも夢ではありません。

Pythonゼミ参加者の「その後の活躍」の例を3つほどご紹介

2年前の「Pythonウェブプログラミングゼミ」の参加者の方からは、最近、以下のような受講生の声をいただきました。

小川先生には本当に大変お世話になりました。現在の状況をお伝えしますと、社内で最もAI技術を活用しているのが自分です。具体的には以下のツールを日常的に使用しています:

検索: Perplexity、Genspark
図解作成: napkin、v0
文章生成: ChatGPT、Claude、Gemini
RAG活用: NotebookLM
コーディング: Cursor
AIアプリケーション開発: Dify
この急速な成長は、環境の変化が大きな要因ではありますが、小川先生のもとで学んだことが基盤となっています。
「地図→気づき→選択→手順」というプロセスを繰り返し実践してきた結果だと実感しています。

Python講座を受講する前と比較すると、想像をはるかに超える成長を遂げました。
ショートカットコースからの進歩を考えると、まるで別人のようです。
今年もマナビDXに参加していますが、AIに関する学習がとりわけ刺激的で、日々新たな発見があり、このまま最後まで継続するか悩むほとです。

小川先生のご指導なくして、この成長は成し得ませんでした。
心からの感謝を申し上げます。
今後も学びを継続し、さらなる飛躍を目指してまいります。

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​本当にありがとうございました。

今日は受講生限定のサポート会があるのですが、それに参加される方からは、以下のような事前相談を受けています。

最近知人からの依頼で大学進学塾の学習管理WEBアプリの作成を依頼され、現在全体的な構想とDB設計を行っています。
サポート会ではこの構想に対してご意見・ご指導をいただければと思います。
よろしくお願いします。

上記の方は、会社でもPythonを使った業務改善をしまくっているのですが、経験を積むと、こういう話も外から自然にやってきますよね。
ひとりでは不安なこともあるかと思いますが...僕から技術面等のサポートを受けつつやれるということであれば、安心感もだいぶ違うかと思います。

そうだ。あと、こちらはエクセルマクロ関係ですが...。今日は、こんな報告も受ける予定です。

再来週、横浜のシステムメーカーによる「次期基幹システム開発のユーザー会社向けプレゼンテーション」に、本社システム担当者と同行するメンバーの一人に選ばれました。
職場で作成した「Excelマクロが現行基幹システムの補助的な役割」を担っている実情をアピールするチャンスです。

この方はエクセルマクロでのスキルも業務改善経験もかなりあり、Python学習の経験もある方です。
そんな方であれば、「次期基幹システムがどうあるべきか」といったテーマでの打ち合わせに「参加してくれ」と呼び出されるのは必定でしょう。今晩話す予定ですが、相談内容を受けて、何かよいアドバイスをできればと思っています。

あなたも、 Python いっしょに学びませんか?

あなたも、いっしょに Python を学んでみませんか?

「Pythonデータ分析ゼミ」は、接近戦で手取り足取りサポートしたいなというコンセプトでやっています。
ひとりぼっちにはさせません。みんなで楽しみながら学びましょう。そして、スラスラPythonを書けるようになりましょう (^^

本気で努力される方の指導は僕も大好きですので、どんどん食いついてください。
ガッツリ指導いたします (^^

「Pythonデータ分析ゼミ」説明会の優先案内をいたします

「Pythonデータ分析ゼミ」説明会の優先案内をいたします。

優先案内の登録ページは、以下のものです。ご興味ご関心を持たれた方は、ぜひ、以下より優先案内にご登録ください。
どのようにPythonを学んでいくか、まずどの仕事を改善することを目標にするか/あなたの今後のキャリア戦略にどう活かしていくか...等々、直接お話しつついっしょに戦略を練りましょう (^^
https://forum.pc5bai.com/toiawase/request/python-data-priority-invitation/

説明会では、「こんな仕事を今抱えています、Pythonを覚えたらスラスラ解決できますか?」、「Pythonを使えるようになったら、こんなことをしたい!」等々ゆっくりヒアリングさせていただいてます。
受講生のみなさんひとりひとりの動機をしっかり把握しておきたいからです。

その説明会内での相談の流れで「なるほど、だったら、こんなことが Python で簡単にできますよ」とこちらから画面共有しながらデモを行うこともよくあるのですが。
すると、「ええっ?!こんなことができるんですか?」という感じの反応をいただくことも多いです。

それで、「Pythonで、こんなことができるんですよ」というデモ動画のシリーズを作ったほうが良いかなと思いました。
今回ご紹介したデモも、その延長で作ったものです。

説明会に参加される方にとっても、そうでない方にとっても、「Pythonって、こんなこともできるんだ!」という知識は、あって損はないかと思います。

Python、実務でのインパクト大ですし、楽しいし、周囲の人をびっくりされますし、ほかのITスキルや AI/RPA/DX 改善のスキル習得のよい基礎となります。
ひとつひとつ手順を踏んでいけばマスターできます。最近エクセル上でも動く言語になりましたし、「この秋にスキルアップを」と思われている方には本当にオススメです。

優先案内の登録ページは、以下のものです。ご興味ご関心を持たれた方は、ぜひ、以下より優先案内にご登録ください。
どのようにPythonを学んでいくか、まずどの仕事を改善することを目標にするか/あなたの今後のキャリア戦略にどう活かしていくか...等々、直接お話しつついっしょに戦略を練りましょう (^^
https://forum.pc5bai.com/toiawase/request/python-data-priority-invitation/

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公開日時: 2024/10/15 14:30