会計データの表示/編集をウェブブラウザでやれるようにする - Python デモ
Pythonのスキルがそこそこのレベルに達すると、入力フォームや一覧表示、個別編集フォームなどで「ウェブブラウザを使って表示する」という方法が使えるようになります。今回はそんなデモです。
パソコンの中に保存された会計データを、ウェブブラウザを使って表示/編集します。
ガラパゴスタディーの小川です。こんにちは。
今日ご紹介するデモは、本当は、昨日お見せしたいと思っていたものでした。
なのですが...自作のデスクトップマシンに謎の故障が発生してしまいまして、その対応に追われて動画の収録が間に合いませんでした。
いろいろ調べた結果、今回のトラブルの直接の原因は、「グラフィックボード」というパーツの不具合のようでした。
モニターに接続するケーブルを直接つなぐ部品です。
この部品の端子のひとつが壊れているようで、正常な信号がモニターに送られなくなっていたようです。
ほかの端子は問題なさそうだったので、モニターとの接続方法を変えて運用しています。
パーツをいろいろ点検して問題を切り分けて、結局自力で解決できたのですが...「こういう経験を経て、ITスキルって高まっていくものだよなぁ」と改めて実感しました。
より大きなトラブルがあったとしても、今後もより自信を持って対処できそうです。
ウェブブラウザでデータの表示/編集をできるようにする
前回の動画でお見せした「Pythonでユーザフォームを作ってデータ入力/編集する」という動画デモも、かなりのインパクトがあったようです。
「Pythonデータ分析講座に参加したい」という説明会申込がここ数日間だけでもかなりありました。
今日は、「会計データの表示/編集をウェブブラウザでできるようにする」ということで、もっと簡単に、気の利いた編集画面等を作る方法のデモです。
【デモ動画 - 無料&ログイン不要ですぐに閲覧できます】
会計データの表示/編集をウェブブラウザでできるようにする - Python デモ
https://forum.pc5bai.com/lesson/page/2368/
タイトルのとおり、「ウェブブラウザを使って会計データを表示/編集しよう」というデモです。
Pythonのスキルレベルがそこそこつくと、入力フォームや一覧表示、個別編集フォームなどで「ウェブブラウザを使って表示する」という方法が使えるようになります。
ということで、今回のデモでは、パソコンの中に保存された会計データを、ウェブブラウザを使って表示/編集しています。
アプリの内容は、ほぼ前回と同じ。
領収書の画像を複数読み込ませると、そのすべてについてOCRを行い、費用についての情報をデータベースに登録してくれるアプリです。
画面作りを、「ブラウザで動くようにする」やり方にするメリット
以下に、画面作りを「ブラウザで動くようにする」やり方を採用することのメリットなどを少し書き出してみます
画面作りは、「Pythonだけ」でやるよりも「ブラウザで動くようにする」ほうが楽
前回の動画で見せたような「Pythonアプリ用のフォーム」は、実は結構クセがあります。
僕も、「デモを作る」という必要性があったので前回はまあまあがんばって作りましたが...正直、あまりやりたくない類の仕事です (^^;
【参考前回デモ動画】
「フォーム」を作って大量データを処理しよう - Python デモ
https://forum.pc5bai.com/lesson/page/2367/
一方、「ウェブブラウザで表示/編集できるようにする」というのは、ある程度技術がついたならば、「むしろ、このほうが簡単じゃね?」と第一に思い浮かぶ方法です。
実際、僕にとっても、取り組んでいて楽しいのは、今回のデモで紹介したような「ウェブページにデータを表示して、編集もできるようにする」という方法ですね。
割と定型化された作業が多いので、ある程度技術が身についてしまえば上手にAIを使えば「3/4くらいのコードはAIが書いてくれて、自分はいちおう確認しているだけ」とか、そんなノリで開発できます。
「ブラウザで動くようにする」だけならば、情報漏洩リスクはない
ところで、「ウェブブラウザを使って表示する」と言われると「他のパソコンからもデータが見えちゃうの?」とか、「インターネットで公開されちゃうの?」とか、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「なんとなく、怖いな...」等々の印象をもたれる方もいるかと思います。
ですが、そんな心配はありません。
というか、よほど意識的に特殊な設定をしない限り、あなたのパソコンの中身が公開されることはありません。
ブラウザで動くようにすると、「複数人で同時編集できるアプリ」にアップグレードしやすい
一方、今回紹介した方法はブラウザを使ってデータを表示/編集する方法なので、その「特殊な設定」について学べば、以下のようなことも可能になります。
- 社内ネットワークに会計システムを置いて、複数の担当者が同時に入力/編集を行う
- インターネット上のサーバに会計システムを置いて、ログインユーザだけが閲覧/編集できるようにする
複数のスタッフさんが同時に入力/編集できるシステムを開発/運用できれば、利便性はだいぶ高まるでしょう。
ここまでくれば、もう、ほぼ「ウェブアプリ」です。
実際、弊社もそのような感じで税理士事務所さんと情報共有しています。
弊社の場合は、インターネットに公開された Linux サーバに会計システムを置いてあります。
通常のログイン認証のほか、二段階認証も設定してセキュリティを強化しています。
(実はほかにもさらにセキュリティ強化のための仕組みを入れていますが...詳細はナイショです (^^;)
「DXスキルの実習」として、「お小遣い帳アプリを作ってみる」などもオススメです
いつ「DXを任せられるヤツはいないか?」と社内でスクリーニングされるか分からない
今回のようなお仕事が直接関係なさそうな方でも...。
たとえば、システム開発絡みの話も出てくる仕事をやっているコンサルタントの方などは、「ウェブを使ったシステムの具体的な実装を体験してみる」ということで、こういうものを作ってみるのもオススメです。
「自分の会社では当面そんな用事はなさそうだ」、「自分の仕事には今は関係なさそうだ」という方も、たとえば「日々の買い物の領収書を読ませて、自分用の家計簿アプリを作る」とかも良いかと思います。
たとえば、日々の買い物の領収書をOCRで読み取り、支出を自動で記録するアプリを作ることで、家計管理が楽になります。
小さなシステムでも、自分でひととおり開発して運用してみるというのは、かなりの経験になります。
これだけのことがスラスラできようになったならば、DXスキルについては、あなたの会社でも「エース級」くらいの評価を間違いなく得られることでしょう。
「誰かいないかな」「そういえば、彼(彼女)は?こんなことできるらしいよ」「え?ウチの部署にそんなヤツがいたの?」なんて、話題にしてもらえれば大チャンスです。
でも、話題にしてもらえるのは、もちろん、準備ができているからです。
今のうちから粛々と準備して今回のデモレベルのスキルを身につけておけば、イザ「チャンスが来た!」というときにそれを掴むことも容易でしょう。
自分で作って実運用することでしか学べないことも
また、小さいアプリでも、ひととおり作りきって運用したという経験があると、似たような方法での業務改善についての話題が職場で出たときでも、話の解像度が段違いです。
「あ、その話は、自分で作ったあのお小遣い帳アプリで言うと、あの機能のことだな」という具体的なイメージがあれば、「いきなり同席を求められたシステム会社さんとのミーティング」のような機会でも、かなり意義のある発言ができるでしょう。
冒頭に書いた、僕のパソコン自作/運用/トラブル対応経験の話と同じです。
「自分でやってみる」って、とても大事です。そして、「イチから構築しきって運用した」という経験があると、こまかなトラブルに対応したり、「もっとこうしたい」と仕様を変更したり...としているうちに、いろいろな経験を積むことができます。
そういう蓄積がある日実務で役に立ち、そして、職場でメチャメチャに評価された...。
こういう話は、僕の講座の受講生からはよく聞く話です (^^*
Python学習のメリットは、「天井がない」こと
Python習得のメリットは、「手元のエクセルファイルをなんとかしたい」と思っていろいろ勉強しているうちに、このように様々な問題を解決できるだけの実力が身についてしまうことです。
Python学習には、「事務系の仕事の改善のため」と思ってやっていても、気がつくと、「DX/業務改善のエース!」ともいえるスキルが身についてしまうという、「限界が見えない感」がありますね。
さらに、機械学習、AI...と、いろいろな「やってみたい」が出てきたとしても、比較的低い学習コストで実現できてしまうのが Python の魅力です。
エクセルVBAのような「どうせこのへんまで」という天井感がありません。IT技術の専門家になることも夢ではありません。
あなたも、僕といっしょにやってみませんか?
「Pythonデータ分析ゼミ」は、接近戦で手取り足取りサポートしたいなというコンセプトでやっています。ひとりぼっちにはさせません。みんなで楽しみながら学びましょう。そして、スラスラPythonを書けるようになりましょう (^^
本気で努力される方の指導は僕も大好きですので、どんどん食いついてください。
ガッツリ指導いたします (^^
「Pythonデータ分析ゼミ」説明会の優先案内をいたします
「Pythonデータ分析ゼミ」説明会の優先案内をいたします。
優先案内の登録ページは、以下のものです。ご興味ご関心を持たれた方は、ぜひ、以下より優先案内にご登録ください。
どのようにPythonを学んでいくか、まずどの仕事を改善することを目標にするか/あなたの今後のキャリア戦略にどう活かしていくか...等々、直接お話しつついっしょに戦略を練りましょう (^^
https://forum.pc5bai.com/toiawase/request/python-data-priority-invitation/
「Pythonデータ分析ゼミ」について、このところほとんど新規説明会のご案内ができないでいました。
説明会では、「こんな仕事を今抱えています、Pythonを覚えたらスラスラ解決できますか?」、「Pythonを使えるようになったら、こんなことをしたい!」等々ゆっくりヒアリングさせていただいてます。
受講生のみなさんひとりひとりの動機をしっかり把握しておきたいというのと、
その流れで「なるほど、だったら、こんなことが Python で簡単にできますよ」と僕が画面共有しながらデモを行うこともよくあるのですが。
「ええっ?!こんなことができるんですか?」という感じの反応をいただくことも多いです。
それで、「Pythonで、こんなことができるんですよ」というデモ動画のシリーズを作ったほうが良いかなと思いました。
今回ご紹介したデモも、その延長で作ったものです。
説明会に参加される方にとっても、そうでない方にとっても、「Pythonって、こんなこともできるんだ!」という知識は、あって損はないかと思います。
Python、実務でのインパクト大ですし、楽しいし、周囲の人をびっくりされられますし、ほかのITスキルや AI/RPA/DX 改善のスキル習得のよい基礎となります。
ひとつひとつ手順を踏んでいけばマスターできます。最近エクセル上でも動く言語になりましたし、「この秋にスキルアップを」と思われている方には本当にオススメです。
優先案内の登録ページは、以下のものです。ご興味ご関心を持たれた方は、ぜひ、以下より優先案内にご登録ください。
どのようにPythonを学んでいくか、まずどの仕事を改善することを目標にするか/あなたの今後のキャリア戦略にどう活かしていくか...等々、直接お話しつついっしょに戦略を練りましょう (^^
https://forum.pc5bai.com/toiawase/request/python-data-priority-invitation/
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https://forum.pc5bai.com/news/feedback/python-web-form-data-processing-demo/
2024年11月20日 21:41
小川 慶一さん
2024年11月20日 21:28
AIユーザさん
2024年11月14日 17:04
小川 慶一さん
2024年11月13日 18:12
AIユーザさん
2024年11月13日 18:11
田中 宏明さん