「週1回まる一日、年間336時間」の手作業が「ボタン1つ」で-年間80万円のコスト減をたった50分で達成したオンラインコンサル事例
LinkedInへの自動投稿アプリ
昨日は、定額コースサポートの日でした。
毎回参加されている、工場の経営幹部の方がいらっしゃいます。
今回は、「親会社からの要請で毎週エクセルで提出している資料の自動生成をするマクロを作りたい」という相談でした。
毎月着実にスキル向上されている方です。作ろうとしているのは、それでもやはり、「ああ、これは苦戦するだろうな」というような複雑な資料でした。
業務量は必ず「年換算」して評価する
「毎週1回、まるまる1日の作業」だそうです。
一年52週あるので、52回。連休などの事情でやらない週もあるとして48回くらい?これだけで、1人の従業員の2ヶ月分以上の仕事量ということになります。
時間に換算すると、1回7時間かけるとして、48 x 7 = 336時間です。
これに相当する人件費もかかっているということももちろん重要です。
一概な試算は難しいですが、年収350万円のスタッフがこれを担当するとして、会社の負担額は福利厚生費交通費施設費等も含めて年間で480万円程度としてみます。すると、2ヶ月相当の仕事とすると、だいたい80万円を費やしている計算になります。
中間ファイルを生成する
元データからいっきにこの資料を埋めるマクロを作るのは(不可能ではないですが)しんどい。
ということで、中間状態のファイルを途中に2つ作って解決するという方針でアドバイスしました。
「A. 元データ」から「D. 完成形」でなくて
A. 元データ
↓
B. 条件で絞り込んだうえで必要な値だけ拾ってくる
↓
C. 集計データを作る
↓
D. 完成形のシートで、各集計値をいれるべき場所を探して、入力
と、そんなマクロです。
これなら頭も疲れません。無理に一発で全部自動化しようとしない、“段階を踏んだアプローチ”です。まさに弱者の戦略といえるでしょう。
方針を示したうえで、A →B → C までライブコーディングで書き方の見本を示したうえで、コードも差し上げました。
C → D の部分は宿題としていますが、もはやここは、「手作業でも1時間もあれば終るでしょう」というところまで簡易化されました。
「たった50分のコンサル」で、288時間分→40日分の業務削減、80万円の経費削減が手に入る
「毎週1回、まるまる1日の作業は、336時間分の仕事」という計算でした。
これが1時間で終るようになれば288時間分の業務削減です。1日あたり7時間労働と考えても、これだけでも288時間/7 = 40.1日 くらいですから、従業員の2ヶ月分の労力を開放したことになります。空いた時間をどう使うか。残業を減らして楽になってもらう、空いた時間に、これまで忙しくて手が届かなかった仕事をしてもらう、選択肢は様々です。
A →B → C までのマクロ化でここまで来れました。ここまで、方針のアドバイスと僕が実際に書き方を説明しつつコードを書き上げるまでで、50分。
「288時間」と「50分」です。スキルの差というのはこれだけ大きなものです。
さらにA →B → C → D までいければ、「ボタン1つ」で終わりです。相談者さんには、ぜひ、最後の「C → D」のところは自力でやりきっていただいて、達成感を味わってほしいなと思っています。
これは、2ヶ月相当、80万円程度のコスト削減です。
オンラインライブコンサルを受けるには?
僕のオンラインライブコンサルを受けられるのは、以下のみなさんだけです。
- Pythonウェブプログラミングゼミ修了生
- Pythonデータ分析ゼミ生
- 定額コース参加者
ExcelでもPythonでも、なんでも相談可能です。
IT系以外のことでのご相談も。
あらゆる相談に対して鮮やかに回答できるとは言いませんが...「どんな相談ならできそうか?」というところは、以下の僕のプロフィールよりご確認るださい。
https://forum.pc5bai.com/company/#ogawaprofile
Pythonデータ分析ゼミ生は以下より説明会への優先案内を受け付けています。AIフル活用で最短・最速で学習します。
7月の説明会日程をご案内しています。お急ぎください。
https://forum.pc5bai.com/toiawase/request/python-data-priority-invitation/
定額コースは以下より参加を受け付けています(最近受付再開しました)。
https://forum.pc5bai.com/subscription/index/
ps. 冒頭に紹介した画像は、僕が最近自分用に開発したSNS自動投稿アプリの画面です。
「LinkedIn」というビジネス向けSNSに、業務日誌のような投稿をします。自分用の業務日誌のようなものは前からあったのですが、せっかくなのでこれの内容をSNSに投稿してみようということで作りました。
今日のこの記事の事例についても LinkedIn に投稿しています。以下のように、画像付きで投稿できます。
LinkedInにポストした投稿(日本語版)
LinkedInに投稿したポスト(英語)
LinkedInに投稿するアプリの開発にかかった時間は...「ほかの作業と並行しつつ、3時間」といったところでしょうか。
わりとすんなりいきました。AIの支援を受けて開発しました。AI様々ですね。言語はもちろんPythonです。
今回本文で紹介したエクセルマクロ業務改善のような「管理系」の現場でもプログラミング+AIのスキルはコスト削減になりますが、このSNS拡散のような「マーケティング」の現場でもプログラミング+AIのスキルは強力な武器になります。
Pythonデータ分析ゼミ生は以下より説明会への優先案内を受け付けています。AIフル活用で最短・最速で学習します。
7月の説明会日程をご案内しています。お急ぎください。
https://forum.pc5bai.com/toiawase/request/python-data-priority-invitation/
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