クラス

programing 

クラス class (くらす)

オブジェクト指向言語において、生成するオブジェクトの特徴を記述した設計書なり雛形なりのようなもの。
クラスを実体化することによって、オブジェクトを生成する。

たとえばエクセルには1つのシートに複数のセルが含まれるが、これは、「セルとはこういうものだ」という設計書なり雛形なりのようなものがあり、その設計書なり雛形なりを元にセルが量産されて、シートにベタベタと貼りつけられている。
この『「セルとはこういうものだ」という設計書なり雛形なりのようなもの』がクラスだと思えばだいたい間違いではない。

なお、クラスを元にして生成された実体は、「オブジェクト」または「インスタンス」と呼ばれる。
どちらの呼称になるかは、プログラミング言語により異なるが「インスタンス」と呼ぶほうがより誤解の可能性は少ない。

参考までにエクセルVBAの場合はどうかというと、microsoft.com 等の公式サイトでは、(セル等の元となるクラスの定義は公開されていないが)実体のことは、は「オブジェクト」と称されている。
「オブジェクト」という言葉が他の意味になることはまずない。(少なくとも、そのようなケースを筆者は知らない)
しかし、「インスタンス」と呼んだとしても十分に意味は通る。

一方、pythonでは、「オブジェクト」という言葉はクラスを元に生成された実体を指すこともあり、また、別の意味でも使われることもある。
と同時に、クラスを元に生成された実体を指して「インスタンス」と呼ばれることもままある。
言語の仕様に十分に慣れれば「オブジェクト」という言葉が登場したときに文脈からどちらの意味で使われているのかは見当がつくようにはなる。
しかし紛らわしいので、本サイトでは、pythonでクラスを元に生成される実体のことは、「インスタンス」と呼ぶように統一している。

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