WSGI

Web Server Gateway Interface の頭文字をとってWSGI。

(アプリケーションサーバ側から見て)Webサーバとの「Gateway Interface」、つまり、ざっくり言うと、「中継点」となる仕組みのこと。

ウェブサービスでは、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなど、複数のサーバが連携して動作している。
(これらのサーバが物理的に複数台のハードウェアに分散して置かれているか、一台のハードウェア内でWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバのすべてが動作しているかはともかく)

たとえば、Webサーバに Nginx、アプリケーションサーバにPython製フレームワークのDjango、データベースサーバにMySQL、といった構成である。

この構成であれば、利用者との接触は Nginx が行う。
Nginx は受け取ったリクエストをDjangoに渡す。
Djangoは渡されたリクエストを元にしてMySQLに問い合わせ(クエリ)を行う。

そして、MySQLはDjangoにクエリの結果を返す。
DjangoはMySQLから受け取った結果を元にしてレスポンスを生成し、Nginx に渡す。
そして、 Nginx は利用者にレスポンスを返す。

このような一連の流れにおいて、 WSGI は、「NginxとDjango」のような、Webサーバとアプリケーションサーバとの接続部分を担うプログラム。

WSGI は、「NginxとDjango」に限らず、「Apache と Flask」、「Nginx と Flask」、「Apache と Django」といった場合にも使う。

要は、「Web Server Gateway Interface」という名のとおり、(アプリケーションサーバ側から見て)Webサーバとの「Gateway Interface」、つまり、ざっくり言うと、「中継点」となる仕組みのこと。

python製のWSGiの例としては、 gunicorn などが挙げられる。