「意思が弱いせい」という錯覚
エクセルのショートカットキーを紹介します。
[Ctrl] + [D] → 選択範囲からみて、ひとつ上のセルの値をコピー
[Ctrl] + [R] → 選択範囲からみて、ひとつ左のセルの値をコピー
地味に便利です。
[Ctrl] + [D] の Dは、 Down
[Ctrl] + [R] の Rは、 Right
の意味ではないかと。
前々回、前回につづき、フィードバックへのご回答を。
いつもメールマガジン拝見してます。
パソコン上達の為に素晴らしいと思って購入したものの 勉強から遠ざかっていて全ては自分の意思の弱さとかねがね思います。
それなのに小川先生は過去よりも今ここからどうするかだよ みたいなメッセージをくださり有り難いです。
ぜひこれからもよろしくお願いします。
「意思の弱さ」のせいにするって、話が簡単なんですよね。
でも、本当にそうなの?というのが、今日のお話。
「意思」のせいにするのが好きな人って、ホント多いですよね。
僕が「意思」の前に検討することはいろいろあるのですが、今日は、そのうち3つを挙げます。
- 事前準備
- 周囲との関係
- 心身の健康
1. 事前準備
これには、2つあります。
一つ目は、環境を整えること。
二つ目は、事前に必要なスキルを身につけること。
「環境」とは、たとえば、学習をより効果的にできるような道具を購入するとか、机を片付けておくとかです。
あるいは、「勉強しよう」と思ってから実際に勉強にとりかかるまでの動線をよりスムーズなものにすること。
「事前に必要なスキルを身につける」とは、たとえばエクセルマクロの勉強の前に、パソコンショートカットキーをしっかり学んだりすることです。
パソコンショートカットキーをしっかり学んでパソコン操作のスピードが3倍になれば、3倍以上に効率よく勉強をできるようになります。
2. 周囲との関係
これには、3つあります。
一つ目は、よいと思える師匠との関係を築くこと。
二つ目は、学んだことをシェアできる相手との関係を築くこと。
三つ目は、日ごろから仲のよい人と仲良くすること。
一つ目と三つ目は当たり前なので...。二つ目についてだけ補足します。
インプットだけだと、バランスが悪いです。
インプットしたら、アウトプットもすることです。
それから、成果を共有できる仲間がいると、ひとりぼっちで学ぶより断然学びやすくなります。
僕は、新しいことを学びはじめて「これ、おもしれー」と思うと、「こないだ、こんな講座に出たら、講師がこんなこと言っててさー」とか、「こないだ、面白い本見つけたよ!○○さんがあんなこと言ってたからひょっとして興味あるかな?と思うんだけど、どう?」とか、周囲にどんどん声をかけます。
今も、Pythonというプログラミング言語の勉強をしていますが、参考になったウェブの記事とかおすすめ本とか、仲よい人にどんどん紹介しています。
慣れない分野なのですが、そうやってこちらから情報を共有すると、相手からも興味深い情報がいろいろやってきます。
とはいえ、そういう利得云々のことは期待しないで、まずはこちらから情報共有です。
さっきも書いたとおり、アウトプットすること自体、あなたにとって価値のあることですなんですから。
このメルマガも、僕にとっては、ある意味そんな感じ。
ノウハウありあまってます。「なんでも聞いて。どんどん持っていって」という気分のアウトプット。
3. 心身の健康
意思云々以前に、心身の健康状態も大事です。
特に、うっかりしがちなのは、「心」より「身体」。
はっきり言って、事務仕事をされている方の多くが、無駄に疲れています。
仕事中の姿勢が悪いからです。
頭なり目なり肩なり腰なり、痛くなって当然な姿勢のまま長時間座っている。
疲れるに決まっています。身体が悲鳴をあげるに決まっています。
他のことをする余裕なんて、なくなるに決まっています。
ところが、姿勢改善して無駄な疲れがなくなるだけで、体力と時間に余裕ができます。
すると、「意思が弱いからできない」と思っていたことが、スルスルとできてあっさり片付いてしまったりします。
もしあなたが、「強烈な意思がないと動けない」としたら、普段からよほど身体にダメージが蓄積しているのかもしれません。
今、身体のどこかに不調なところ、痛いところはないでしょうか。探ってみてください。
その解決のヒントが、以下のページにあるかもしれません。
イヤでも身体から力が抜けて仕事が楽になるワークショップ
こうして見ていると、「意思の弱さ」のせいにする前に、できることがいろいろありますね。
「意思」だけをひとりぼっちにしてあげつらい、なんでも「意思」のせいにするのもよいですが、それでは、「意思」がかわいそうです。
僕は、成果につながるマスターキーは、「意思」ではなく、「健康状態」だと思います。
それがあれば、あとは、どんな師匠に出会えるか。
健康な人がよい師匠に出会えて着々と進化していけば、「意思」がそこそこでもそれなりな成果は出ますし、その過程で「意思」も強くなります。
その「意思」は、「自信」と言い換えても良いかもしれません。
このブログが、あなたにとって、より有意義なものになればよいな、と思います。
2024年11月20日 21:41
小川 慶一さん
2024年11月20日 21:28
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