習得済のスキルとは、「微細に再現」できるもののこと

習得済のスキルは「微細に再現」できるようになります。

「微細に再現」とは、物質的に大きな動きを必要としなくなり、精神的な活動だけで完結するようになるということです。


まず、慣れないうちは、無駄な動きが多いです。
これが、慣れてくると、次第に効率的に動けるようになってくる。

そして、ある程度効率化できるようになると、一連の過程をイメージできるようになります。
イメージの中だけで再現できるとは、実際に行動しないわけですから、より物質的でない再現ということです。

そして、一連の過程をイメージするのに必要な時間がより短くなっていきます。


この一連の過程では、物質的な習熟をスタートして、活動がより精神的なものになっていきます。



プログラミングでも同様です。

最初は、開発環境の使い方にも四苦八苦し、試行錯誤しつつようやく一連の実装をやりとげられるかどうかです。

これが、何度か演習をくり返すと、だんだんと、動作に無駄がなくなってくる。

そして、ある程度演習をくり返すと、パッと課題を見た瞬間、プログラムを書き上げるまでの一連の過程がスラスラと思い浮かべられるようになります。

この域に達すると頭の中だけで演習ができるようになるので、恐ろしく学習効率があがります。

そして、さらに技術が向上すると、この「プログラムを書き上げるまでの一連の過程のイメージ」も、より鮮明になり、より短時間で済むようになります。

この域に達すると、同様の事例への応用や、より高度な実装もたいして苦労なくできるようになります。
  • あなたが得意な仕事について、どのようにスキルを習得してきたか、そして、今となってはどの程度「微細に再現」できるようになっているか、考察してみてください。
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このメールマガジンでも何度か紹介している以下の本も参考にしてください。

チェスの達人にして、武術太極拳の世界選手権覇者にもなった著者が、同じことを「より小さな円を描く」という言葉で表現しています。

習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法
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おすすめリストでも一番に紹介している本です
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プログラミングスキルを物質的なものから精神的なものに昇華させるには、演習をくり返すことが大切です。

豊富な演習を用意してあなたをお待ちしています。
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