「優秀である」とは、「扱いやすい」ということでもある
「優秀である」とは、誰かにとって、「扱いやすい」ということです。
たとえば、「研修を受講するときには、いちばん前の正面の席に座るといちばん良い。なぜなら、講師のエネルギーを最大限に受け取れるからだ」といった講師の話に惑わされて、「研修を受講するときには、必ず、いちばん前の正面の席に座る!」と決めている受講生を見かけます。
そのとき、講師からすると、「この受講生は、優秀だ」ということになります。
この「優秀だ」には、「扱いやすい」、もっと黒い言い回しをすると「支配しやすい」受講生だというニュアンスが含まれます。
支配される側も、望まれる行動を取ろうと心がけているうちに、半ば無意識にその講師の影響が強くなり、支配されます。
以前も紹介した「トレンド」です。
人間の性質上、これは仕方ないです。
この話には、スッキリしたオチはありません。
ひとつひとつの言葉、行動には、一面を見ているだけでは気づけないような複数の側面があります。
そのすべてに同時に気づき意識を向け続けることはできませんが、複数の側面があることに気づくことはできます。
そして、複数の側面があることに気づけたならば、そのうちの気づける範囲のニュアンスに気づくことができます。
- あなたの上司は、どのような人を「優秀」としていますか。
その言葉に、どれだけの「ニュアンス」が含まれているでしょうか。
少し時間をとって気づいてみてください。
気づく力を高めるには、以下の講座がおすすめです。
https://forum.pc5bai.com/lesson/course/46/
気づく力を高めることは、人生を豊かにするための力を得ることでもあります。
田中 宏明
さん
からのフィードバック
2023年2月28日19:20
上司から見た場合、出した指示に忠実に従って行動し、成果を出せる人が優秀。
指示に従わない部下は、能力が高くて、それで成果を出しても優秀と評価して
もらえない可能性が高いです。
時には、上司の関心や潜在ニーズに意識を向けることも必要と思います。
takahashi.ami
さん
からのフィードバック
2023年4月12日9:12
残業が多く長期出張のある職場にいたとき(その後休職しました)の上司が、私含め若い社員のことを「優秀だ」とほめることがありました。
当時から感じていたのは、上司が欲している人材は「扱いやすい人材」であり、若くて素直な社員を周りに置くことが狙いだったのではないか?と思いました。
入社して数年でオフショア開発のリーダーを経験できたことは貴重な体験でしたが、その分責任も重く(責任を取るところまで私の仕事になっていました)あと少しのところで休職することを選びました。
上司とはほどよい距離を持ちつつ、ニーズに応えたいと思うようになりました。
2024年11月20日 21:41
小川 慶一さん
2024年11月20日 21:28
AIユーザさん
2024年11月14日 17:04
小川 慶一さん
2024年11月13日 18:12
AIユーザさん
2024年11月13日 18:11
田中 宏明さん