チャネル・キャパシティ

「チャネル・キャパシティー」とは、同じやり方、流入経路で受け止めきれる情報の量的制約のことです。

勉強する上では、「混乱しないで一度に覚えられる物ごとの数的な限界のこと」と理解しておいてください。

「チャネル」とは、英語で「経路」のことです。

人間、なんでもかんでも頭から覚えていけるものではありません。
たとえば、学校でクラス替えがあったとして、直後に全部のクラスメートの顔と名前をすぐに一致させられないのは、「名前←→顔」という対応を覚えるチャネルに一度に覚えられる限界があるからです。

英単語集を与えられて、一度見ただけですべて覚えられるものではありません。

「保存版!○○ソフトのショートカットキー217個、全部見せます!」といったタイトルのネットの記事を見て、そこに載っているすべてを活用できるようになるものではありません。

最初からいくつかは印象に残るかもしれませんが、5つ目、6つ目となるとだいぶ難しくなっていきます。
一度に20個も覚えようとすれば、もうやる気そのものがなくなってしまうのが普通です。たいていの場合、投げ出してしまうでしょう。

この限界が「チャネル・キャパシティー」です。


個人差もありますが、この手の「記号とその意味」の対応を混乱することなく一度に記憶できるのは、普通の人でだいたい7個ぐらいまでと言われています。
つまり、「名前=意味内容」対応についての「チャネル・キャパシティー」は「7」です。


つまり、どんな資料を見たとしても、その中で苦痛なく一度に覚えられるショートカットキーは、せいぜい、5-6個。
限界は7個です。


最初からこの限界を意識しておくことが大切です。


もっとも、スキルアップが早い人は、意識的にせよ、無意識にせよ、この「チャネル・キャパシティー」の壁を超えて一度に大量にものごとを覚えるための方法を有しています。

「イヤでもWindowsとエクセルの操作が早くなるワークショップ」では、この「チャネル・キャパシティー」の壁を超えて大量のショートカットキーを学ぶための方法をお伝えし、そのうえで、その方法に則って講座を行っています。

ぜひ、取り組んでください。
即効性の高い「ショートカットキー」のスキルだけでなく、「学び方」の重要なエッセンスを得られます。

イヤでもWindowsとエクセルの操作が早くなるワークショップ
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  • 「チャネル・キャパシティー」という観点から、今学んでいることについて、学び方を工夫できるところはないだろうか。
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