行動しつつ核心に気づく

「行動」は、表面的には前向きに見えることが多いです。
「行動している」となれば、何かを成し遂げるため、あるいは何かを得るために積極的に動くように思えます。

しかし、この行動の背後には別の真実が隠されていることもあります。
行動自体が実は何かを避けるためのもの、つまり回避行動であることも少なくありません。

何かをしている間は、別の何かをしなくて済むからです。

例えば、「仕事に打ち込む」ことが、家庭生活の困難から逃れる手段になることがあります。
また、「常に忙しくしている」ことが、自分自身と向き合う時間を避けるための行動になることもあります。
SNSでの投稿に励むことが、仕事のための勉強をしないで済む理由になることもあります。

「ある行動をしている」という事実が、より深い、より本質的な行動や問題、つまりより核心的なことから意識をそらす理由にもなり得ます。

意識をそらすこと自体は問題ないのですが、問題となるのは、「自分は核心的なことから意識をそらしている」と気づけていない場合です。

気づくことで、新しい選択が可能になります。
気づきがないままでくり返されていることは、新らしい何かをもたらすことはありません。ただ今の状況が続くだけです。あるいは、放置している状況がますます悪化していくだけです。

どのような行動を取っているときであれ、「今、自分は、核心に気づいているだろうか」という問いを持てるかどうか、その問いに対して、自分の内側の声を聞き、より核心的な答えを自分の中から引き出せるかどうかが大切です。

この気づきがしっかりあれば、新しい体験を迎え入れ、また、自己成長を継続させることができるでしょう。
  • あなたにとって、「よくやってしまう行動」は何でしょう。
    そして、その行動を取ることによって、何を回避できているでしょう。
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