「記号化されたノウハウ」と、その「粒度、量、質」
提供される「記号」と受け手の解釈の「粒度/量/質」
前々回、前回と、「人から受け取った方法を安易に用いると痛い目に遭う」という話をしてきました。
最悪の失敗談を共有します- 自己実現の「方法の限界」と「スケーラビリティ」
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/89329336-6ad5-4008-be0f-f08b071206ed/
「自己実現」と「記号の限界」
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/a132eed4-5b3c-425e-8c39-f50d2af29e29/
この話に至る前に、「キャパシティ」、「スケーラビリティ」という視点からの学習法の話をしてきました。
「キャパシティ」と「スケーラビリティ」
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/6d6d93f4-1681-466e-b305-b5d7aa66ceac/
学習法の「スケーラビリティ」-応用力のある「学び方」とは
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/d01d5d49-63e0-47fe-88a3-19dd32306068/
「自己実現」と「学習で成果を出す」ということには共通な点が多く、また、後者は前者の具体例でしかありません。
エクセルマクロ習得に関係する4つの能力 - 学習能力
https://forum.pc5bai.com/article/4skills/#learning
「PCショートカットスキル、エクセルマクロの習得の過程で得たノウハウを、ビジネスライティングスキルの習得にどこまで活かせるのか」という問いへの回答として、1月半ほどかけてお伝えしてきた一連の話も、これで一段落です。
上記記事やブログ等で小出しにしてきた話ではありますが、全体像を含めてより体系的にお伝えすべくここまでやってきました。
上に紹介した「エクセルマクロ習得に関係する4つの能力」という記事では「学びの階層構造」という概念を紹介しています。
学び方、学ぶときの意識ひとつで、ひとつのことから学べることの粒度/量/質が変わります。
この粒度/量/質のそれぞれを高めるのが、「気づき」の力です。
そして、「気づく」には、「人は、こういうことにも気づき得る」という情報、すなわち「地図」が必要です。
この「地図」は、物質的なものでもなく、また、意識的に構造化されて整理されているとも限りません。無意識に行っていることもあるでしょう。
無意識下にあるものは意識化すると、ノウハウになります。言葉等の方法で表現して他者に伝達可能になります。
もっとも、どのよう言葉も表現も、その人が内面に有するものの「要約」でしかありません。
そして、その「要約」もまた、その人の気づきの「粒度/量/質」、表現力によって制約を受けます。
また、これらの情報からどのようなイメージを形成するかも、情報の受け手次第です。
人が他者から受け取った情報をどのように脳内で処理しているのかということについても以前に書きました。
人は、同じ物語を受け取り、そしてそれぞれが違う想起をします。その想起が粒度/量/質の面でどれだけのものになっているのかは、その人次第です。
「リアリティ」はどのように生成されるのか
https://sendgrid.pc5bai.com/tips/longshot/a4993beb-31fe-4c7b-9822-801fc2a1aa1b/
この話には、明確なオチやアクションプランはありません。
あえて言うならば、「記号...もっと言うと、その記号から自分が受けた印象にあまりとらわれないようにしよう」というくらいでしょうか。
結局のところ、言葉やふるまいなどの形をとった「記号」は、あくまで参考程度にしかならないものということです。
この結論は、シンプルでありふれたものに感じられるかもしれませんが、「要約」とはそういうものなのでそこは仕方ありません。
その「要約」の背景としてどこまでの「粒度/量/質」を感じられるかという受け手側の準備こそが重要です。
前々回、前回と、「人から受け取った方法を安易に用いると痛い目に遭う」という話をしてきました。
最悪の失敗談を共有します- 自己実現の「方法の限界」と「スケーラビリティ」
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/89329336-6ad5-4008-be0f-f08b071206ed/
「自己実現」と「記号の限界」
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/a132eed4-5b3c-425e-8c39-f50d2af29e29/
この話に至る前に、「キャパシティ」、「スケーラビリティ」という視点からの学習法の話をしてきました。
「キャパシティ」と「スケーラビリティ」
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/6d6d93f4-1681-466e-b305-b5d7aa66ceac/
学習法の「スケーラビリティ」-応用力のある「学び方」とは
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/d01d5d49-63e0-47fe-88a3-19dd32306068/
「自己実現」と「学習で成果を出す」ということには共通な点が多く、また、後者は前者の具体例でしかありません。
エクセルマクロ習得に関係する4つの能力 - 学習能力
https://forum.pc5bai.com/article/4skills/#learning
「PCショートカットスキル、エクセルマクロの習得の過程で得たノウハウを、ビジネスライティングスキルの習得にどこまで活かせるのか」という問いへの回答として、1月半ほどかけてお伝えしてきた一連の話も、これで一段落です。
上記記事やブログ等で小出しにしてきた話ではありますが、全体像を含めてより体系的にお伝えすべくここまでやってきました。
上に紹介した「エクセルマクロ習得に関係する4つの能力」という記事では「学びの階層構造」という概念を紹介しています。
学び方、学ぶときの意識ひとつで、ひとつのことから学べることの粒度/量/質が変わります。
この粒度/量/質のそれぞれを高めるのが、「気づき」の力です。
そして、「気づく」には、「人は、こういうことにも気づき得る」という情報、すなわち「地図」が必要です。
この「地図」は、物質的なものでもなく、また、意識的に構造化されて整理されているとも限りません。無意識に行っていることもあるでしょう。
無意識下にあるものは意識化すると、ノウハウになります。言葉等の方法で表現して他者に伝達可能になります。
もっとも、どのよう言葉も表現も、その人が内面に有するものの「要約」でしかありません。
そして、その「要約」もまた、その人の気づきの「粒度/量/質」、表現力によって制約を受けます。
また、これらの情報からどのようなイメージを形成するかも、情報の受け手次第です。
人が他者から受け取った情報をどのように脳内で処理しているのかということについても以前に書きました。
人は、同じ物語を受け取り、そしてそれぞれが違う想起をします。その想起が粒度/量/質の面でどれだけのものになっているのかは、その人次第です。
「リアリティ」はどのように生成されるのか
https://sendgrid.pc5bai.com/tips/longshot/a4993beb-31fe-4c7b-9822-801fc2a1aa1b/
この話には、明確なオチやアクションプランはありません。
あえて言うならば、「記号...もっと言うと、その記号から自分が受けた印象にあまりとらわれないようにしよう」というくらいでしょうか。
結局のところ、言葉やふるまいなどの形をとった「記号」は、あくまで参考程度にしかならないものということです。
この結論は、シンプルでありふれたものに感じられるかもしれませんが、「要約」とはそういうものなのでそこは仕方ありません。
その「要約」の背景としてどこまでの「粒度/量/質」を感じられるかという受け手側の準備こそが重要です。
- エクササイズをひとつ提供します。
記号化され、送り手から独立してひとり歩きしている言葉として、どのようなものが思いあたりますか。
その中で、特に説得力を感じるものを見つけてみましょう。
そして、その言葉に正面から反駁してみましょう。
難しければ、たとえば、「リンカーンの言葉」、「マハトマ・ガンディーの言葉」、「マザー・テレサの言葉」等、今は亡き有名人の言葉として有名なものをひとつ見つけてください。
その言葉は、今の時代の、あなたが住む国や地域での、あなたのポジションでは、どの程度有効でしょうか。
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2024年11月20日 21:41
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