ワードの「アウトライン」機能を使ってみる
このところ、文章作成のノウハウについていろいろと書いています。
前々回は、「文書ドラフトにすぐに使える4つのショートカット」ということで、文書の編集、とりわけアウトラインの編集に有用なショートカットを4つ紹介しました。
以下のものでした。
[Home] 行の左端またはインデントされた見出しの先頭にカーソルを移動する
[Shift] + [↓] 行全体を選択する
[Tab] インデントする
[Shift] + [Tab] または [Del] インデントを戻す
文書ドラフトにすぐに使える4つのショートカット
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/68d8acc8-7f09-4dfb-964c-488f79d28e91/
「メモ帳やテキストエディタで使えます」ということで紹介したショートカットですが、実際はもっと広範囲で利用可能です。
前回は、「メモ帳」や「テキストエディタ」以外での活用例として、パワーポイントの「アウトライン機能」を紹介し、そこで同じショートカットを使いました。
「プレゼンの全体像」をパワーポイント標準機能でサクサク作る
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/f6a45430-fd69-48f3-b68b-f8c44ed46a45/
今回は、ワードで同様のことをやってみます。
と言っても、パワーポイントのときと同じです。
かつ、あまり使うメリットはないのですが...。「上記のショートカット4つは、汎用的だよ」ということと、「アウトライン」という概念にさらに慣れてもらい、「いろいろなアプリで実装されているんだな」という実感を持っていただくために、紹介します。
なお、これから紹介しようとしているというのに何ですが...。
僕自身も、ほとんど使うことがありません。
そもそも、文章を書くときはテキストエディタで書いています。
テキストエディタのほうが、よけいなフォントの自動変更とか改行とかページ切り替えとかが入らなくて楽だからです。
「楽」というのは、「文章を書くことに集中したいときによけいなことが起こらないので、文章を書くことに集中できる」という意味です。
最終的に見出しを強調したり一部の文字を赤字にしたり図表を入れたりして「見栄えのよい」資料にしなければならないこともありますが、そういう文書は、「マークダウン」というIT技術者向けの書式で書いています。
そこそこの見栄えで良いのであれば、Wordよりもよほど簡単に報告書らしいものを作成できます。
参考までに、以下は、「マークダウン」で書いた文書の例です。
https://forum.pc5bai.com/article/img/markdown_sample/
ということで、ワードの「アウトライン」機能の紹介です。
ワードを起動してください。
「新しい文書」から新規の文書を用意します。
ここで、リボンの [表示] から [印刷レイアウト] が選択されていることを確認してください。
そして、 [アウトライン] を選択してください。
https://forum.pc5bai.com/article/img/word_outline/
これで準備完了です。
あとは、PowerPointのときと同じで、このメール冒頭に紹介した4つのショートカットでアウトラインをサクサクと作ることができます。
https://forum.pc5bai.com/article/img/word_outline_text/
ただし...パワーポイントと比して不便な点が、すぐに思いつくだけでも3つあります。
[1] 書式を勝手に変えてくれない
[2] 改ページには使えない
[3] 本当に、ただの「アウトライン」機能でしかないです。
[1] 書式を勝手に変えてくれない
パワーポイントであれば見出しレベル変更に応じて書式を変更してくれたりしますが、ワードのアウトライン機能ではそういうことはありません。
書式の編集は、 [ホーム] → [スタイル] から行いましょう。
[2] 改ページには使えない
パワーポイントであれば見出しレベル1にすれば新しいスライドのタイトルとなります。
これはスライド作成のときにとても便利な機能なのですが、ワードのアウトライン機能では特にそういうことはありません。
参考までに、ワードでの「改ページ」挿入は、 [Ctrl] + [Enter] です。
[3] 本当に、ただの「アウトライン」機能でしかないです。
[表示] → [印刷レイアウト] で表示を元に戻してみると、がっかりされると思います。
得られたものに何の感動もないです。
これらの不便な点を考えると、「テキストエディタ、メモ帳」のほうがアウトラインを作るにはよほど有用です。
ということで。
- テキストエディタ、メモ帳
- パワーポイント
- ワード
と、アウトライン生成に使えるアプリを紹介してきました。
次回は、「アウトライン生成と言えば、これ!」という定番ソフトを紹介したいと思います。
前々回は、「文書ドラフトにすぐに使える4つのショートカット」ということで、文書の編集、とりわけアウトラインの編集に有用なショートカットを4つ紹介しました。
以下のものでした。
[Home] 行の左端またはインデントされた見出しの先頭にカーソルを移動する
[Shift] + [↓] 行全体を選択する
[Tab] インデントする
[Shift] + [Tab] または [Del] インデントを戻す
文書ドラフトにすぐに使える4つのショートカット
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/68d8acc8-7f09-4dfb-964c-488f79d28e91/
「メモ帳やテキストエディタで使えます」ということで紹介したショートカットですが、実際はもっと広範囲で利用可能です。
前回は、「メモ帳」や「テキストエディタ」以外での活用例として、パワーポイントの「アウトライン機能」を紹介し、そこで同じショートカットを使いました。
「プレゼンの全体像」をパワーポイント標準機能でサクサク作る
https://forum.pc5bai.com/tips/longshot/f6a45430-fd69-48f3-b68b-f8c44ed46a45/
今回は、ワードで同様のことをやってみます。
と言っても、パワーポイントのときと同じです。
かつ、あまり使うメリットはないのですが...。「上記のショートカット4つは、汎用的だよ」ということと、「アウトライン」という概念にさらに慣れてもらい、「いろいろなアプリで実装されているんだな」という実感を持っていただくために、紹介します。
なお、これから紹介しようとしているというのに何ですが...。
僕自身も、ほとんど使うことがありません。
そもそも、文章を書くときはテキストエディタで書いています。
テキストエディタのほうが、よけいなフォントの自動変更とか改行とかページ切り替えとかが入らなくて楽だからです。
「楽」というのは、「文章を書くことに集中したいときによけいなことが起こらないので、文章を書くことに集中できる」という意味です。
最終的に見出しを強調したり一部の文字を赤字にしたり図表を入れたりして「見栄えのよい」資料にしなければならないこともありますが、そういう文書は、「マークダウン」というIT技術者向けの書式で書いています。
そこそこの見栄えで良いのであれば、Wordよりもよほど簡単に報告書らしいものを作成できます。
参考までに、以下は、「マークダウン」で書いた文書の例です。
https://forum.pc5bai.com/article/img/markdown_sample/
ということで、ワードの「アウトライン」機能の紹介です。
ワードを起動してください。
「新しい文書」から新規の文書を用意します。
ここで、リボンの [表示] から [印刷レイアウト] が選択されていることを確認してください。
そして、 [アウトライン] を選択してください。
https://forum.pc5bai.com/article/img/word_outline/
これで準備完了です。
あとは、PowerPointのときと同じで、このメール冒頭に紹介した4つのショートカットでアウトラインをサクサクと作ることができます。
https://forum.pc5bai.com/article/img/word_outline_text/
ただし...パワーポイントと比して不便な点が、すぐに思いつくだけでも3つあります。
[1] 書式を勝手に変えてくれない
[2] 改ページには使えない
[3] 本当に、ただの「アウトライン」機能でしかないです。
[1] 書式を勝手に変えてくれない
パワーポイントであれば見出しレベル変更に応じて書式を変更してくれたりしますが、ワードのアウトライン機能ではそういうことはありません。
書式の編集は、 [ホーム] → [スタイル] から行いましょう。
[2] 改ページには使えない
パワーポイントであれば見出しレベル1にすれば新しいスライドのタイトルとなります。
これはスライド作成のときにとても便利な機能なのですが、ワードのアウトライン機能では特にそういうことはありません。
参考までに、ワードでの「改ページ」挿入は、 [Ctrl] + [Enter] です。
[3] 本当に、ただの「アウトライン」機能でしかないです。
[表示] → [印刷レイアウト] で表示を元に戻してみると、がっかりされると思います。
得られたものに何の感動もないです。
これらの不便な点を考えると、「テキストエディタ、メモ帳」のほうがアウトラインを作るにはよほど有用です。
ということで。
- テキストエディタ、メモ帳
- パワーポイント
- ワード
と、アウトライン生成に使えるアプリを紹介してきました。
次回は、「アウトライン生成と言えば、これ!」という定番ソフトを紹介したいと思います。
- 文書のドラフトには、テキストエディタ、メモ帳を使いましょう。
EmEditorは高いですが、サクラエディタ等のフリーで使い勝手のよいものもあります。
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まずは以下で学んでください。
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